妖怪とは
 
妖怪(ようかい)は、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的な存在のこと。
化物(ばけもの)、変化(へんげ)のことで、「物の怪(け)」など人の理解を超えた怪異現象をもいう。妖怪の多くは、まじめな信仰の対象であった神霊が零落して、その畏怖(いふ)の念だけが残ったものといわれている。
妖怪の特徴は、出現の時と場所がおおむね決まっていることである。
出現は、昼夜の境目、いわゆるたそがれ(誰そ彼)時、逢魔(おうま)が時といわれる薄暮の時刻とされる。
妖怪の多くは、出現する場所によって類別できる。
「道の怪」、「山の怪」、「水の怪」、「海の怪」、「雪の怪」、「家の怪」、「火の怪」、「音の怪」、「木の怪」、「動物の怪」。
妖怪を意味する児童語方言には三通りのものがある。
第一にモーモー、モッコ、モモンガーなど主として東日本の「モ」系。
第二にガンゴ、ガゴーなどという主として西日本の「ガ」系。
第三に以上の二つをあわせてガモ、ガガモなどというものである。
これらはいずれも妖怪が「咬(か)もうぞ」といって出現するものと信じたことからきた名称と考えられている。